◆医療法人 八事の森 理事長・杉浦医院院長 森 亮太

1970年生まれ
1998年に名古屋市立大学医学部卒業。
淀川キリスト教病院で内科・小児科から救急、ホスピスでの緩和医療まで幅広く研修。
その後、名古屋市立東市民病院で外科医として勤務する。
国立療養所恵那病院(現市立恵那病院)では、NST(栄養サポートチーム)を立ち上げる。
名古屋共立病院、第1なるみ病院を経て2010年4月から杉浦医院の副院長として勤務し、2011年1月より杉浦医院院長となる。
2012年、NPO法人ささしまサポートセンター理事長に就任。
◆杉浦医院前院長 杉浦 裕

1953年生まれ
八事小学校・川名中学校・旭丘高校から1978年東京大学医学部卒業。
東大病院、河北総合病院内科、贅育会病院内科を経て1995年より2010年12月まで杉浦医院院長を務める。
診療以外にも野宿者の医療支援や、労災・アスベスト被害者の相談、外国人の医療相談などに取り組んでいる。
2012年4月胃がんのため永眠される。
◆杉浦医院のスタイル
杉浦医院では白衣を着ていません。
お医者さんは、白衣を着るものと相場が決まっているようですが、大病院で多職種多数の人がいたりするときは、ユニフォームとして白衣が必要となります。
当医院のような診療所では、白衣によって患者さまと医師の間に垣根を無理に作られるようで、前院長の時代から白衣の着用していません。
小さな子どもでは、病院へ来て白衣を見るだけで泣き出してしまう子がいたり、大人になっても病院へ来ると血圧が上がってしまう人もいます(白衣高血圧)。
白衣でないと医師らしくなくて嫌だという人もいるかもしれませんが、病にかかった「ヒト」と、病を治そうとするのをお手伝いする「ヒト」の対等な関係を築くためにも、このスタイルで行きたいと思います。