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院長ノート

2017.09.17

第28回日本在宅医療学会学術集会での発表 2017-09-17

日本在宅医療学会20170917

以前学会で聞いた話ですが、在宅医療をちゃんとやっているかどうかは、どうやって見分けるの?と言う質問にたいして、答えは「ちゃんと学会で報告しているかどうか」でわかります。グサッときました。それ以来、コツコツ報告をし続けています。今回は東京です。
フロアからの質問では、緊急退院(主治医を説得して、本人と家族の希望通りおうちに帰れるよう調整すること)するために主治医に連絡すると、主治医は嫌がりませんか?とありましたが、主役は患者さん自身であり、それを支えるのが在宅医の仕事であるので、主治医の思いは関係ないとお答えしました。
いくつかのセッションだけきいて、弾丸のような日程でしたが、勉強になることもいくつかありました。
緊急入院となる在宅癌末期の患者さんの理由では、呼吸困難が多いこと、でも、だれが入院を希望するかというと、実は本人ではなくて家族が入院を希望しているという現状を緩和ケア病院の先生から報告がありました。であれば、呼吸困難に対して、どう予想し、サポートするかが求められるといことかと思います。
また、港北区高齢者支援ネットワークの作成する、在宅看取りスコアの作成で分かったことは、在宅看取りを可能にする要因は、まず本人、家族などキーパソンの希望が重要であることは、私の発表したまとめでの「患者さんは必ず家に帰るという覚悟」「家族は家に帰りたいという患者さんを支える覚悟」「医師の患者さんが家に帰ってしたいことを把握し、支える覚悟」と共通するものを感じました。
明日からの診療に役立てます❗
別のセッションで発表してくれた当院の言語聴覚師小島さんと共同演者の西澤くんと共に記念撮影。

【関連資料】
資料 (PDF:413KB)

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